小正月の伝統行事「さいどやき」。本来、「さいと焼き」や「どんど焼き」などと云われますが、塩井地区では「さいど焼き」と呼んでいます。

この伝統行事を開催している町内は塩井地区でもいくつかありますが、今回、1月13日(日)の午後4時30分から行われた坊中町町内会の「さいど焼き」へ行ってきました。

雲の多い明るい夕空のもと、坊中町地内の一面真っ白な雪に覆われた田んぼの中、積まれたカヤの周りに子どもから大人まで大勢の方々が集まり、手に手に玉コンやするめ、お神酒、甘酒などを持って見守る中、鈴木勝志さんが松明(たいまつ)を掲げ点火。

ヤハハイローの掛け声のもと、先祖供養も兼ねてそれぞれの家から持ち寄ったお札をあらかじめ入れていたカヤは、瞬く間に勢いよく燃え上がりました。

坊中町の「さいど焼き」について、長谷部善弘坊中町町内会長さんから話しをうかがい、20から30年ほど続いている町内行事であること、町内会と育成部の役員が鬼面川河川敷でカヤ刈りをして、坊中町地内の田んぼをお借りして作ったことなどを教えていただきました。

また、成人の日が月曜日になってから15日前の日曜日にすることにしたそうです。

最後に「今日は曇り空でしたが、風もなく寒くもなく穏やかな天気で、大勢来てくれてよかったです。」と長谷部町内会長。本当に印象的な行事でした。